オンラインで日本語を教えるために必要なもの!ZoomとSkypeの使い分けについても!

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日本語の教え方

近年、在宅勤務が一般的になり、オンラインでの会議を経験される方が増えてきています。

何かを教えたり、教わったりもオンライン上でできるようになりました。私もパステルアートをインターネットを通じて、習ったことがあります。

皆さんはいかがですか?

オンラインで教えることは、インターネットがつながる環境であれば、どこででもできます。また、生徒さんにとっても通学しなくてよい(移動時間が節約できる)などのメリットがあります。

一方、対面(実際に会って)のレッスンでは、簡単に伝わることも、オンラインでは、ジェスチャーなどが大きくできないこともあり、どうやって伝えるか?苦労します。

この記事では、オンラインで教えるために必要なものとZoom、Skypeの違いについて話したいと思います。

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オンラインで教えるために必要なもの

オンライン授業で必要なもの、まずは設備です。

ここでは、オンライン授業で必要な基本的な道具についてお話します。

基本の設備として最低限必要なもの

【基本の設備】

  • パソコン(これから準備する方は、画面が大きいほうがおすすめです。)※ノートパソコンは、持ち運べるので便利です。
  • イヤホンマイク  (生徒さんの声をはっきり聴くためのイヤホン、こちらの声を生徒さんに聴いてもらうマイク、両方大切です。)※一体型のものが便利です。
  • カメラ  (ノートパソコンだとついているものもあります。)
  • インターネット環境(Wi-Fi環境)  ※我が家は、携帯に合わせてauひかりです。
  • WEBコミュニケーションツール(Skype,ZOOMなど) ※常に最新版にアップデートが必要。

 

オンラインレッスンでは動画での通話ができるサービス(アプリ)を使います。

SkypeやZoomを使っている人が多いです。

Zoomの使い方

こちらを参考になさってください。→【初心者向け】Zoom(ズーム)の使い方|ホスト・参加者の操作方法 | BIGLOBEハンジョー

Skypeの使い方

こちらを参考になさってください。→【2021最新版】Skype(スカイプ)の使い方を丁寧に解説します! | Fukulog (pasokon-kasegu.com)

「Zoom」と「Skype」の違い

2020年4月の世界的なコンサルティング会社のジェイ・ディー・パワーの日本支社の発表によると、Web会議ツールの利用者のうち、Zoomユーザーが30%、Skypeユーザーが25%でした。

ZoomとSkypeの特徴について
Zoom Skype
複数人が参加する会議を前提に設計されている 1対1のチャットを前提に設計されている
主催者さえ登録していれば、他のメンバーは事前登録なしでWeb会議に参加できます。 Skypeの場合は、アカウント登録を行わないと利用できません。
チャット機能:ルーム内に有り チャット機能:有り
録画録音:有り 録画録音:有り
画面共有:有り 画面共有:有り
ホワイトボード機能:有り ホワイトボード機能:無し
ブレークアウトルーム:有り ブレークアウトルーム:無し

研修やセミナーではグループワークをする機会がありますよね。それをオンライン上で行うのがブレークアウトルームです。

グループワーク時にはブレークアウトルームを活用し、話がまとまったときにはまた全体のグループに戻って成果を発表するようなときに使います。

Zoomのメリット・デメリット

【メリット】

  • 誰でも参加可能:Zoomでは会議室のURLを作成して参加者に共有するだけで、誰でも手軽に参加できます。  ※パスワードの設定で参加者を限定することも可能です。
  • 接続の安定性:ZoomはSkypeに比べて接続が安定しています。理由はデータ通信量の違いです。大人数での会議を前提に開発されているためにデータ通信量が少なく接続が安定するケースが多いです。
  • 多くのユーザーが参加可能:Zoomは無料のプランでも100名まで参加可能です。

【デメリット】

  • 費用がかかる:3名以上の参加者になると40分までの時間制限がかかります。時間制限を解決するためには有料プランに切り替える必要があります。
Skypeのメリット・デメリット

【メリット】

  • コミュニケーションの幅が広がる:チャット機能が備わっているため、会議をするまでもなく、気軽に連絡がとれる。
  • 費用がかからない:無料でほぼすべての機能が使えます。会議の時間は無制限で使えますし、パソコンなら画面共有もできます。

 

【デメリット】

  • アカウントが必要:Skypeはアカウントを保有している者同士でないと使えない。
  • 大人数では接続に難有り:SkypeはZoomに比べてデータ通信量が多いこともあり、会議参加者が多くなればなるほど接続が不安定になりやすい可能性があります。

「Zoom」と「Skype」どちらがよいのでしょう?

Skype vs Zoom

ZoomとSkype、それぞれメリット・デメリットがありますが、私の日本語レッスンでは、生徒さん側のご希望でSkypeを使用しています。

オンラインの英会話でも、ほとんどのスクールがSkypeもしくは、独自のコミュニケーションツールを使用しています。

Skypeは、娘が幼稚園の頃より(10年以上も前から)オンラインレッスンで使われていますし、不便を感じたことはありません。

一方、最近、会社などの会議、ビジネスの打ち合わせでは、Zoomが使われることが多い印象です。

背景設定で家の中のごちゃごちゃを隠せる機能がZoom、Skypeにもあるのですが、私のパソコンでは、デバイスが推奨スペックの要件を満たしていない理由で、Zoomのバージョンが最新になっているにも関わらず、バーチャル背景や背景ぼかしを選べません。

Skypeは、背景設定が問題なくできています。同じパソコンでもそのような違いが出ます。

日本語のレッスンであれば、どちらでも問題ないと思いますので、生徒さんのご希望を聞いて、レッスンを実施するのがよいでしょう。

オンラインレッスンにあると便利なもの

オンラインレッスンを行う際に下記のものもあると便利です。

文字の書き方を教えられるホワイトボードまたはノート、タブレット

「漢字などの書き順を教えてほしい」と言われたときにあると便利なのが、ホワイトボードやノートです。タブレットにお絵かきアプリをインストールして使うのもよいですね。

黒の太いペンで大きくハッキリ書きましょう。

オンラインで共有できるテキスト

オンラインテキスト
対面で教える場合は、テキスト、絵カードなどは紙のものを使用することが可能です。一緒にテキストを見ながら、レッスンを進めることもできます。
しかし、オンラインでは、生徒さんが海外や遠方に住んでいたり、使用するテキストが手に入りにくいこともあります。
オンラインで使用できるPDF化されたテキスト、URLなどを送ってレッスンを行うと、とても便利です。
グループレッスンでは、レッスンに参加する時に使う機器(ディバイス)が様々です。スマホを使用する人は、PDFが開けないこともあります。その場合は、テキストをスクリーンショットにとって画像で共有して対応します。

また、グループレッスンの場合、生徒さんの日本語のレベルにも差があります。

日本語だけで書かれたテキストで理解が難しい場合は、生徒さんの母語(または理解できる言語)でも説明が書かれた教材を探して使用するようにしています。そうすることによって、生徒さん同士の理解の差を少なくすることもできます。

生徒さんには、母語で書かれた説明を読んでもらうことができるので、講師が生徒さんの母語を話せなくてもレッスンを行えるメリットがあります。

講師のほうも話せる言語に限りがありますから・・・。

工夫をすることでいろいろな国の方に対応できるようにしていくとよいです。

オンラインで共有できる音源

共有できる動画やMP3音声はとても役に立ちます。動画は音だけでなく視覚も使って日本語の内容を推測したり、理解できます。

日本語の発音をレッスン後に確認したり、自習する際に、音源がすぐに聞けると学習者の助けになりますよ。

スピードを調整できる機能があるとさらに良いです。

予備のパソコンやタブレット

いつもレッスンに使っているパソコンやタブレットなどの調子が突然悪くなる時があります。

そんなときに、代用できるスマホやタブレットなどを用意しておくと、レッスンをキャンセルせずに済みます。

私もパソコンが急に壊れて、慌ててタブレットとキーボードを買ったことがあります。

レッスンを提供する側として、いざというときの対策はしっかりとっておきたいですね。

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まとめ

オンラインで日本語を教えることは、講師側、生徒側に両方にメリットがあります。世界中の生徒さんに日本語を教えるチャンスが広がります。

オンラインで教えるには、パソコン、イヤホンマイク、カメラ、Wi-Fi環境、コミュニケーションツール(SkypeやZoom)が最低限必要です。

私は主にSkypeでレッスンを行っていて不便を感じることはありませんが、ホワイトボード機能のあるZoomを使ってレッスンをされている先生もいます。

どちらを使用するかは、生徒さんのご希望を聞いた上で決めましょう。

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