日本語を教える講師として、外国の方に日本語を教える場合、初めてのオンラインレッスンでどんなことを教えたらいいか悩みますよね?
私も教え始めたころは、児童英語講師の経験しかなかったので、体験レッスンといえば、基本的な単語や表現など、体験レッスンでやることの幅がありませんでした。
この記事は、これから日本語を教えてみたい人のために書きました。
初めての体験レッスンを行う際にどんなことをやったらいいか? 参考にしていただけたらと思います。
はじめての日本語の体験レッスン、何を教えよう?
オンラインで体験レッスンなにを教えますか?
体験レッスンで生徒さんに楽しんでいただけると、次のレッスンにつながりますよ。
事前準備
Preplyなどのプラットフォームで講師登録をした後、体験レッスンの予約が入ります。
レッスン前に生徒さんと数回やり取りをして、日本語学習歴、どんなことを学びたいか?などを確認しておきましょう。
レッスン前に生徒さんに「日本語の特徴について紹介しているビデオを見てきてもらう」「ひらがなの学習動画を見てきてもらう」など、簡単な宿題を出しておきましょう。
「日本語ってこんな言語」っていうことを事前に生徒さんに知っておいてもらうことで、体験レッスンもスムーズに進みますよ。
こちらでは日本語の特徴について、各国語版で説明がされています。生徒さんの母国語に合わせてご紹介してください。
レッスンの内容
体験レッスンのステップは大きく2つです。
1.教室で使う言葉の練習…プリントを使って一緒に読んでいきます。
2.簡単な自己紹介を言えるようにする…自己紹介であれば、学習者のレベルによって、内容を変えることができるので便利です。
教室で使う言葉の練習
リストを参考にリピート練習をします。
ローマ字のルビをつけて、プリントを作成するとよいでしょう!
言葉 | 意味 |
始めましょう | Let’s start the class |
終わりましょう | Let’s finish the class |
休みましょう | Let’s take a break. |
質問がありますか。 ・・・はい、あります。 ・・・いいえ、ありません。 |
Do you have any questions? ・・・Yes, I have. ・・・No, I don’t |
もう一度言ってください。 | Again, please. |
もっとゆっくり言ってください。 | Please speak more slowly. |
書いてください | Please write (this book). |
聞いてください | Please listen. |
見てください | Please look (at the book). |
言ってください | Please say it. |
読んでください | Please read. |
わかりません | I don’t understand. |
自己紹介の練習
この4つを言えるようにすることが、この体験レッスンの目的です。
学習者が全くの初心者の場合は、事前に以下の内容を聞き取りをしておくといいでしょう。
ひとつずつ練習をして、レッスンの最後に、4文をまとめて言ってもらいます。
これらの文章もローマ字でルビをつけておくとよいですね。
時間が余ったら・・・
初めてのレッスンですので、ゆっくりと行いましょう。
もし、時間が余った場合は、早口言葉やシャドウイングを行うとよいです。
難易度1ぐらいをやるといいかと思います。
初めてのレッスンは、口を動かして日本語に触れてもらったり、できた!という体験をしてもらうことが大事だと思います。
まとめ
最初のレッスンは、「教室でよく使う表現」と「自己紹介を言えるようにする」ことで、日本語をたくさん言ってもらうことを重視しましょう。
レッスン後も復習したりできるようにプリントなどを学習者に配布できるものを用意します。
生徒さん(体験者)に「今日のレッスンは受けてよかった!」と思ってもらえるようにレッスンが行えたらいいですね。
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