レッスンのときに参考にしている教材
オンライン教材はとてもおススメです
実際に使用しているおすすめ教材
いろどり 生活の日本語
日本語コースブック『いろどり 生活の日本語』は、外国の人が日本で生活や仕事をする際に必要となる、基礎的な日本語のコミュニケーション力を身につけるための教材です。
ひらがなが読めない外国人にも対応できるようにローマ字版と各国語版があります。音声(MP3)やオンラインコースもあり、自分で勉強も可能です。※ローマ字版は、みんなの教材サイトにあります。
Japan-easy – Japan-easy II, Japanese lessons – NHK WORLD – English
本来は、自宅学習用のものですが、生徒さんと一緒に見ながらレッスンで使用しています。”Exercises”は理解しているかどうか確認するのに最適です。また、動画は面白く、生徒さんさんが理解するのにとても役立ちます。
英語の著書で有名なデイビットセインさんが動画に出演されています。日本のおやつや簡単な漢字も学べます。文法的な説明は動画が中心です。
「エリンが挑戦!にほんごできます。」
エリンちゃんが日本の高校に転校してくるところからストーリーは始まります。会話スクリプト(台本)はひらがなだけ、ローマ字だけ表記もあり、日本語が読めなくても、スタートできます。
学生さんとのレッスンに使用したりしています。文法のまとめは、わかりやすいです。エリンと挑戦!にほんごテストのアプリもご利用ください。
まるごとeラーニング
「まるごと」とは、国際交流基金がJF日本語教育スタンダードに基づいて開発したコースブック『まるごと 日本のことばと文化』のことです。
※JF日本語教育スタンダード:「日本語で何がどれだけできるか」=Can-do(「~できる」という文)を指標にしています。
まるごと+(プラス)を使って、簡単な会話練習をしたり、基本的な文法を学ぶこともできます。入門と初級はローマ字表記があります。自習用の教材ですが、講師がゆっくり発音したり、一緒に学習することによって、さらに理解を深めることができます。
HIRAGANA/KATAKANA Memory Hint (ひらがな・カタカナメモリーヒント)
国際交流基金関西国際センターが開発したイラストを見ながら楽しく「ひらがな」「カタカナ」が覚えられるアプリです。漢字を学習できるアプリもあります。KANJI Memory Hint
こちらのアプリは日本語学習者にわかりやすい、面白いと評判です。生徒さんにいつもおススメしています。
ゆーびっく
中級までの日本語が学習できる無料のオンライン教材です。
時々、使用します。
つながるひろがるにほんごでのくらし
「生活者としての外国人のため」の日本語学習サイトです。日本で生活するための様々な場面ごとに学習できます。
多言語に対応し、初めて学ぶ人も抵抗なく学び始められるようにしています。対応言語(合計10言語)文法の説明はありません。
日本語教育の教材シェアサイト Mikke!|Mikke! (edujapa.com)
日本語講師の教材・情報シェアの場です。
文型、レベル別の活動案は、どうやって教えたらいいのかわからない人には役に立ちそう。
日本語の先生の英語力について
日本国内で教える場合
日本国内の日本語学校で日本語を教える場合、英語力はほとんど必要ありません。
なぜなら、日本語を日本語で教える「直接法」で教えているからです。
グループレッスンであったり、どの国の方に教えるかわからないので、
「日本語を日本語で教える技術」が必要となってきます。
海外やオンラインで教える場合
一方、海外やオンラインで教える場合、英語をはじめ、その国の母語を使って日本語を指導する「間接法」で教えることが多いようです。その場合、英語力が求められることもあります。
英語を話せなくても、英語または何かの言語を学んだ経験があれば、その知識が日本語を教える際に、とても役に立ちます。
オンラインは、1:1であることがほとんどです。必要に応じて、英語やその方の母国語で説明できるといいかと思います。
でも、ご心配は無用です。
私は帰国子女でも、英語が得意なわけではないのですが、教えることができています。
先ほど紹介した教材サイトは、英語やその他の言語で、翻訳や文法の説明が一緒に載っています。それらを使用すれば、英語が得意でなくても教えることはできます。
生徒さんは、講師の日本語以外の語学力にはあまり期待はしていません。
それより「日本人の日本語」を聞いたり、そこから学んだりすることに価値を置いています。
まとめ
日本語を始めて教える場合、オンライン教材が便利です。
オンライン教材には音声や英語(その他の言語)での解説が一緒に載っているので、
生徒さんにとっても、とても親切な内容となっています。
また講師にとっても、どういう順番で教えていったらいいか、どんな風に教えたらいいかの目安にもなります。
日本語講師として、直接法で教えることができれば、英語力は必要でありません。
一方、間接法で教える場合は、日本語以外の語学の知識が役に立ちます。日本語を教えながら、教授法や英語力を少しずつ身に着けていきましょう。
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